解説:国のカルマ
小泉首相のころの、中国、韓国の反日運動を見て、割り切れない気持ちをもった方は多いのではないでしょうか。その後も事ある都度、隣国の反日感情は浮き彫りにされています。
中国とも韓国とも、とっくの昔に講和が行われ、経済交流は盛んに行われていますが、その両国から、
「首相が靖国神社に参拝したのはけしからん」と文句をつけられ、
「教科書の中での、中国侵略関係の記述が不適切だ」
「朝鮮併合に関する反省が見られない」と批判され、さらには暴力を含むデモをかけられるのはなぜなのでしょうか?
中国に至っては、愛国教育と称して多分に反日的な教育を続けてきました。それゆえ、若者は何かというと“反日”となります。行き過ぎた「愛国=反日」を緩和するためにも、今後は日中、日韓ともに、歴史の共同研究を含む文化交流を通じて国と国の間の歴史認識の共有が進められなくてはなりません。
しかし、このような努力が行われたとしても、中国、韓国との間にわだかまりは残るにちがいありません。そのことを、ここでは「因果律」から考えて見ましょう。
人にカルマがあるように、民族にもカルマがあります。韓国に関しては、秀吉による朝鮮出兵のカルマはまだあまり消えてはいません。ですから、多くの韓国人が「日本人は何だか気に食わない」という気持ちを持っていても不思議はないのです。さらに、明治から昭和20年までの朝鮮併合がありました。民族の誇りを踏みにじる大きな汚点です。さらには日中戦争に朝鮮をもろに巻き込んでしまいました。そのカルマは、賠償をしたくらいで消えるものではありません。
中国については、日清戦争、台湾併合、満州国の支配の問題がありますが、何と言っても日中戦争が大きなカルマです。体験者(加害者)の話によれば、その残酷さに暗澹とした気持ちにならざるをえません。そのカルマは、日本に大きくのしかかっています。
通常、大きなカルマがあらかた消えるまでに500年はかかります。たとえば、 福岡県における残酷な事件の遠因として、800年前の元寇のカルマがあります。元寇において日本人は被害者という理解が多いかもしれませんが、日本の非常にまずい外交政策が元寇を呼び込んだことも事実です。また、元寇に対する報復という意味を含んだ倭寇の問題もあります。
ですから、今後も中国や韓国からいろいろな機会に苦しめられることは多いことでしょう。北朝鮮の反日行動も同様です。
とても苦しいことですが、それでも耐えていかねばなりませんし、もっと前向きな方法で悪いカルマを解消する努力をしなければなりません。この想念転換は、よほど優れた指導者がいないかぎり非常に難しいことです。
塾生による地域浄化は、国のカルマ、地域のカルマ、人々のカルマを浄化し、その地に生きる人々の想念を向上させてゆきます。
また、天国社会のプロファイルの浄化は、日中韓や日朝に限らず、人類規模、地球規模の友和を図る観点より非常に有効な活動のひとつです。
天国社会を想う人々の、こうした地道な活動により、やがては「完璧な天国社会」として実を結ぶことになるでしょう。
明心塾の活動も、人々の想念転換のために少しでも役に立てれば幸いと思います。
ワンポイント
人にカルマがあるように、民族にもカルマがあります。
塾生による地域浄化は、国のカルマ、地域のカルマ、人々のカルマを浄化し、その地に生きる人々の想念を向上させてゆきます。
[(C)2017 明心塾]
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解説
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因果律
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宇宙の真理を悟るとは
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心の修練